コンプレックス力
アクセスありがとうございます。
コンプレックス力〜なぜ、逆境から這い上がれたの?〜、読了しました。
2016年AKB選抜総選挙7位となり、
上位7名の通称「神7(カミセブン)」に入りました。
須田さんは、帯にも書かれていますが
ブスと言われる事も多く、
デビュー当時はポジションも端の方で、
シングルの選抜メンバーに選ばれる事も少なかったです。
それなのに、
なぜ総選挙で上位(2018年度は立候補者339人)
に入ることが出来たのかを
本書で惜しげも無く語ってくれています。
そしてそれは、須田さんが歩んできた歴史で、
やってきたたくさんのエピソードが綴られていて、
恥ずかしながら、私は泣いてしまいました。
そんなコンプレックス力の良いところの3つあげます。
①メンバーとのエピソードが泣ける
数々の苦しい状況を、
メンバーの力を借りて乗り越えている
エピソードが多数あります。
その中でも私は、
チームの雰囲気に慣れず、
でも、公演ポジションは2番手で、
リーダーのちゅりさん(高柳明音さん)との
エピソードに泣けました。
その日の私は、精神的にとうとう限界を超えてしまい…なんと、ちゅりさんに向かって「もう無理です!私はKⅡでやっていく自信がありません!」と、泣き出してしまったんです。
レッスン場の隅で座り込んで、ずっと号泣していました。すると、ちゅりさんが私の横に来て言ってくれたのです。
「あかりん。私も、組閣があって、それまでのKⅡが変わってしまった悔しかったし、さみしい気持ちもあるよ。…けど、あかりんが来てくれたから、頑張ろうと思ってるんだよ」
そう話す、ちゅりさんの瞳からも涙が流れていました。
"境遇は違っても、それぞれみんなが押し殺している想いがあって、それでもなんとか進んでいく理由を探しているんだ"そう思いました。
レッスン時の端っこ。2人で抱き合って泣きました。
その後、チームに慣れていき、
活動的になりますが、
苦しい時に支え合う関係性が素晴らしいです。
②リーダー学を学べる
私が好きな金言はこちらです。
「私がリーダーじゃなくて、みんながリーダーだよ」
実は、須田さんではなく、
一人ひとりがチームに必要で、
『自分がやらなくていけない』ではなく、
『みんなに頼る』『意見を集める』事で、
一緒になって進んでいくことを表しています。
先日読んだ、
『宇宙兄弟「完璧なリーダー」はもういらない。』と、
同じことを言っています。
宇宙兄弟「完璧なリーダー」は、もういらない。 - kwk blog
③自己啓発の具体的なエピソードがたくさんある。
須田さんがファンから選ばれるために、
また仕事をもらうために、
考えて行動したことが多々記載があります。
例えば
- ダスノート〜ファンの名前や特徴を書き留めて話題作り〜
- 挨拶〜名前を呼ぶ、1対1のコミュニケーション〜
- 特別感を演出〜内緒話、ブログで話題を振る〜
まだまだありますが、一番は
『ファン』ではなく、
『〇〇さん』として接する
努力が半端ないということです。
他にも、ファンとのエピソードや、
アイドルから人間須田亜香里としての活動など、
内容が盛りだくさんですので、
ファンじゃない方も泣けて、学べる本です。